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【  2014年06月  】 

突然の招待状 【5】

たとえ、これが恋だとしても・第Ⅰ部

2014.06.14 (Sat)

 その声に、今度は浦野が慌てたように書類に目を向けている。ざっと目を通し終わった彼は、改めてタバコに火をつけると、亜紀の顔をみつめていた。「ま、これで問題ないだろう。出願期間中だし、こっちで手配しとく。それはそうと、公立はどうする? そっちの方が経済的にも楽だろうし、仲間とも離れずにすむだろう?」「ま、それはそうなんですけど……」「受けないのか? たしか、佐藤と同じ学校に行きたいって教室で騒いでいたじ...全文を読む

突然の招待状 【6】

たとえ、これが恋だとしても・第Ⅰ部

2014.06.14 (Sat)

 それが蓋を開けてみればまるで違う。由紀子は白綾という選択肢が出てくるとは思ってもいなかったのだ。だからだろう。彼女は大きくため息をつきながら亜紀の顔を突いている。「ねえ、ひょっとしてあんたってお嬢様だったの?」「どうして、そんなこと言いだすのよ」由紀子の問いかける意味が分からない亜紀はそう応えるしかできない。そんな彼女に由紀子は追い打ちをかけるように話しかける。「だって、白綾でしょ? たしかに、あ...全文を読む

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