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【  2014年02月  】 

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プロローグ

呪歌と姫君

2014.02.02 (Sun)

 それは『奇跡の歌声』と呼ばれる。様々な色を重ね合わせたような音の響きは、重苦しさを感じさせることがない。沢山の光が重なったような透明感のあるそれは、聞くものの心を惹きつけて離さない。空を群れ飛ぶ小鳥の群れが、枝にとまって頭を垂れる。本来ならば高らかに歌うはずの彼らの口が固く閉ざされる。そして、人を警戒するはずの森の動物たちが集まってくる。リスやウサギといった小動物とイタチやキツネが同じ場所でじっと...全文を読む

午後のお茶会 【1】

呪歌と姫君

2014.02.02 (Sun)

 その日、ギルド長であるクロードに呼び出されたアリオンは、不安を隠せない表情で廊下を歩いていた。つい先日、独り立ちしたばかりの新米詩人である彼にギルド長から声がかかる。それは致命的な失敗を意味しているのではないか、という思いだけが彼の内にはある。ここ数日の仕事の内容を思い出しながら歩いていたアリオンは、どうすればいいのかわからなくなっていた。明るい茶色の髪が不安そうに揺れ、薄茶の瞳は何かを警戒する子...全文を読む

午後のお茶会 【2】

呪歌と姫君

2014.02.02 (Sun)

 「まったく、お前と話していたら悩んでいたのが馬鹿らしいじゃないか。まあ、明日のことを今から悩んでいても仕方がないからな」「そうだろう? ともかく、今回はお前一人で行くのは決まったことかもしれないが、今度そんな話が出た時は、絶対に俺の名前も出してくれよ」真剣な顔でそう訴えかけるランスの姿にアリオンは大きく頷きながら笑っている。その彼の表情からは、先ほどまで浮かんでの悩んだような表情は、すっかり影をひ...全文を読む

午後のお茶会 【3】

呪歌と姫君

2014.02.02 (Sun)

 「ねえ、アリオン。私も竪琴って弾けるのかしら?」「アフル様がですか?」突然、アフルの口からそのような言葉が出たことに、アリオンは驚いたような表情を浮かべている。そして、彼女にそのようなことをさせてもいいのかと伺いを立てるような顔で、フェビアンとシュゼットの顔を見ていた。その表情はそれまで自信に満ちたものとは違う、どこかおどおどとしたもの。それに気がついたフェビアンは鷹揚に構えると、ゆったりとした口...全文を読む

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